蒸気機関車から高速鉄道へ、歴史の礎

旅客が乗る蒸気機関車



 世界初の蒸気機関車による公共鉄道であるストックトン・ダーリントン鉄道が開業されてから5年が経った1830年、本格的な旅客向き鉄道時代が始まります。これは、「リバプール・マンチェスター鉄道」の開業が関係しています。

 「レイルヒル・コンテスト」という蒸気機関車のコンテストで優勝した「ロケット号」を所有するジョージ・スティーブンソン。このことが決め手となり、リバプール・マンチェスター鉄道の蒸気機関車にジョージ・スティーブンソンの蒸気機関車が採用されます。

 ジョージ・スティーブンソンの蒸気機関車が採用されたリバプール。マンチェスター鉄道は、マンチェスターとリバプールの間を結ぶ鉄道として発展していきます。産業革命の中心地として栄えていたマンチェスターと、イギリス第二の港であるリバプールを鉄道で結ぶことにより、港から鉄鉱石や綿などの原材料を大量に早く輸送することが可能となりました。また、そのことだけでなく、旅行客も輸送することが出来る交通機関としても活躍をすることとなります。

 リバプール・マンチェスター鉄道は、産業革命の中にあるイギリスの中でも大きな衝撃を与えました。そして、その衝撃に大きな影響を与えたジョージ・スティーブンソンも鉄道の歴史に大きく名を刻む人物だと言えます。